コンサルのジョブではそもそも何をするのか
皆さんこんにちは、就活の鷹です。
8月といえば、サマーインターン/ジョブの時期です。既に参加された方、参加を予定している方、様々かと思います。
今回は、戦略コンサルのジョブについて書きたいと思います。具体的には、
第一部「ジョブってそもそもどんなことするん」
第二部「ジョブのお題を就活の鷹が問いてみた」
の2部構成でお伝えしていきます。
戦略コンサルのジョブについてお伝えしますが、総合コンサルやITコンサルなどのジョブとも共通する内容は多いので、そちらを受ける方も参考にしてみてください。
今回の記事では第一部「ジョブってそもそもどんなことするん」についてお伝えします。第二部については次の記事をご覧ください。
ジョブの大まかなスケジュール感
それでは「ジョブってそもそもどんなことするん」という疑問に対してお答えします。
こちらはジョブにまだ参加されたことがない方に向けた者となっていますので、既に参加してジョブがどんなものか知っているよ、という方は読み飛ばしていただいて結構かもしれません。
さて、ファームによって3day、5dayなど長さが異なりますが、基本的には出されたお題に対してチームでひたすら考えて考えて考えて考えまくると思ってください。例えば3-dayの場合、以下のような流れになります。
1日目:
- 会社に関するインプットが14時くらいまで続く。
- 15時にお題とチームが発表される。PCが各人に支給され、それぞれのチームに分かれる。コンサルタントが各チームに一人付き、議論を聞く。
- チームで18時までひたすら議論しその日は解散。まあ初日はこんなもんか。
2日目:
- 朝に集合。すぐにチームに分かれ、議論を続ける。昨日のおさらいから始まり、リサーチも挟んで更に議論を進める。
- 昼頃に考えが煮詰まってくる。他のチームに探りを入れると同時に探りを入れられる。支給される昼食は豪華で美味い。
- 15時頃にコンサルタントに中間報告をする。考えのヌケモレや、ロジックの穴、考えの切り口の偏りを指摘され、議論がひっくり返される。嫌な汗をかき始める。
- 明日のプレゼンに間に合うようリカバリーを試みるも、あっという間に定時の18時に。ファミレスで残って残業をすることに。
- 22時。なんとかストーリーが固まる。明日の発表+質疑の間は頭が回っていないといけないので、すぐに解散。
3日目:
- 朝に集合。昼過ぎの発表に向けて泣きながらスライド作成。
- 14時に発表が始まる。他の班の発表内容は自分たちのそれと全く異なり、聞いているだけで単純に面白い。
- 自分たちの発表の番。他の班やコンサルタントから鋭い質問が飛んでき、チーム内で答えられる人がそれぞれ対応する。
- ジョブ終了。会社に関してまたインプットが入り、18時に解散。
これは一例+一部ファンタジーですが、おおよそこんな感じであるというイメージを持っていただけると思います。ファームによって長さ、チームor個人、中間報告の有無、メンターの人数などは異なります。
ジョブで求められるのは「思考体力」
ジョブについて、皆さんに理解していただきたいのは、「ひたすら考えることを求められる」「思考の深さだけでなく思考の体力が試される」「かなりキツイ」ということです。
ケース面接は対策でどうにかなる部分も大きいですが、ジョブは十数時間ずっと見られるわけですので、本当の実力が試されます。そのため、「ジョブには行けるけど、そこで毎回落ちる」という学生は毎年出てきます。
思考体力は「ケースの本の解答を覚える」といった小手先の対策をしていては身につきません。日常から身の回りのことに疑問を持ち、考えてみることをお勧めします。「この店は客がいつも入っていないのに、なぜずっと続いているのか」といったことを常に考えるようにしていると、思考体力も自然とついていきます。
ジョブは選考の場という印象が強いと思いますが、自分を鍛える場としてもいいきっかけになると思います。やっている最中は「しんどい」「きつい」と思っても、ジョブを終える頃には一つ成長した自分になれます。自分の実力を試すという意味でも有意義な体験となります。
またそれらと同時に、コンサルへの適性も知ることができるので、コンサルが第一志望ではない方にとってもジョブは良い機会となります。
初のジョブ参加はわからないことが多い中でパフォームすることが求められるため、大きな不安を感じるかと思います。今回の記事を通して、その不安を少しでも和らげることで皆さんが実力を発揮できるよう助力できれば幸いです。
それでは第二部「ジョブのお題を就活の鷹が問いてみた」も引き続きどうぞ!